経営戦略グループのメンバーは4名で、私はグループマネジャーを務めています。主な業務は予算作成、実績予測、差異分析など、数値の管理です。

予算作成では、ベイシアが5年後、10年後に成長していくための年間の売上目標を立て、それを基に月ごとの目標を決めていきます。そして月々の予算に対して本当にその数字が成り立つのかを予測し、本部各部や店舗と連携して対策を考えていきます。例えば悪天候で思うように売上が伸びなかった場合、週末限定の野菜特化チラシや商品部との連携で大幅な値下げを実現したレギュラーチラシを作成したり、販促キャンペーンを実施したりと、店舗のみなさんと話し合いながら施策を考えていきます。

また、実績の確定や管理も経営戦略グループが担っています。プロフィットシェアリング（利益還元制度）を行うための店舗ごとの実績は、私たち経営企画部で出しています。

実際に売上を立てているのは我々ではなくて店舗の方々。店舗や関連各部の協力がなければ私たちの仕事は成り立ちません。そのため店舗や関連各部との連携は密にし、コミュニケーションもフラットに取れるように心がけています。言い方ひとつで相手が受ける印象を変えてしまうことがあるので、言葉の使い方にも気をつけています。

会社の根幹を担う、責任のある仕事を任せてもらえることは大変嬉しいですね。そもそも入社3年目で経営企画を任される会社はあまりないと思いますし、さらには4年目でリーダーを勤めるのは貴重な経験だと思います。若手のうちから経営企画に携わっているのは自分だけでなく、現在のチームメンバーには入社2年目の社員もいます。

会社の根幹を担う業務で経験を積めることを嬉しく思う一方で「現場を離れると、お客様目線がなくなってしまうのではないか」と危機感を覚えることもあります。そこで休みの日にはあちこちのベイシアに出かけて現場感覚を養い、その他競合店にも足を運ぶようにしています。

新卒で鮮魚部門を担当していた時は、自分が作った商品が売れたり、お客様からのご依頼で魚をさばいた時に感謝の言葉をいただいたりすることで喜びを感じていました。しかし本部に来ると、お客様からの「ありがとう」がもらえない。ただ、今では別のやりがいがあります。

従業員を支えると言ったらおこがましいですけれど、影から数字で社員の皆さんをサポートしていくことに大きなやりがいを感じています。特に予測がぴったりはまった時はとても嬉しく、達成感がありますね。

正直、経営企画部に配属と伝えられた時は、何をしている部署なのか、これからどんな仕事をするのかがイメージできませんでした。私は大学で経営を専攻していたわけではないので、大変なことは今もたくさんあります。

けれど、大変じゃない仕事はないんです。どんな会社や職種に就いても面白いことも大変なことも絶対にあると思います。その大変なことが、自分を成長させてくれて「楽しい」と思える分野になったらすごく嬉しいでしょうし、仕事もきっと楽しくなりますよね。

ベイシアにはさまざまな部署があり、それらに合わせた多種多様な業務内容があります。やりたいこととは違う仕事を任されるときもあるでしょうが、そんな中でやりたい仕事や自分に合う仕事はきっと見つかるはずです。

仕事はすべて繋がっていて、取り組んだものすべてが自分の力になります。ベイシアで「好き」や「得意」を見つけられたらいいですね。